1日目

23/23
604人が本棚に入れています
本棚に追加
/120ページ
   一度頭を下げて、改めて誠一に向き直り、絢子は背筋を伸ばして口を開く。 「橘 絢子です。至らない面もあるかと思いますが、これから一週間よろしくお願いします!」 「んっ、此方こそよろしく」  差し出された手を絢子は握り返す。 「…あ、ごめん。手に付いた鼻血拭うのを忘れてた…」 「「………」」 (やっぱ辞めたい!!)  本日から一週間、橘 絢子、鼻血出したダラケたオッサンの秘書になりました。 1日目 終了  
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!