2日目

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  『絢子が告白してくれるの待ってたんだけど、待ちきれなくなったんだ。だから、俺と付き合ってくんない?』  その言葉に絢子は真っ赤な顔で何度も頷いた。  言えなかった絢子の代わりに、彼が勇気を出して告白してくれたのだ。  だから、その想いに応えたいと思ってはいたものの、体を求められた時、絢子は拒んでしまった。  まだ誰とも体の繋がりを持ったことがなく、もちろん男性との付き合いは初めて。  それなのに、1ヶ月も満たない内に体を求められたのは、怖かった。 (本当に好きなのに…)  それでも、体を求められるとやっぱり怖い。  それを正直に彼に伝えれば、彼は「じゃあ、待つよ」と言って絢子に体を求めてくることはなくなった。  だからこそ、自分の我が儘で彼に我慢させているからこそ。  誕生日プレゼントは、彼が欲しいと言ってくれた物をあげたい。 「あ、時間なくなっちゃう」  時計を見て、絢子は慌てて身支度を始める。  今日は、バイトの2日目だ。    
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