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数分後
着信音がして、携帯が光った。
皐さんから
今度はメールじゃなくて着信。
慌てることもなく、電話にでる。
「もしもーし」
『あっ、真琴。悪い、寝てた?』
「うんん、起きてます」
皐さんが気を使った。それもそうだ、現在の時刻は夜中。
深夜零時になるところ。
普通の学生なら寝てる時間。皐さんはそれを心配したのだろう。
「今までネーム書いてましたから」
『こんな遅くまで…無理すんなよ?』
「大丈夫です。夜更かし慣れてるんで、ありがとうございます」
あたしはシャーペンを回しながら、皐さんにお礼を言った。
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