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向かうこと3分、ようやく三階建の至って普通のマンションにたどり着いた。早速私は、鍵を貰いに、管理人室と書かれた扉の戸を叩いてみた。
「はい」
中から声が聞こえると同時に、ゆっくりとドアが開いた。白いブラウスを着て、黒いのスカートを履いた、私より10歳位年上に見える、ポッチャリ型の女の人が目の前に現れたのである。
「あの、今日からここでお世話になります。三沢莉音です。よろしくお願いします」
私はそういって、女の人に頭を下げた。
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