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第四章 入学式
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翌日、いつもより遅くに目が覚めた。昨日遊びに来たあの香織って子は、夜遅くまでドンチャン騒ぎをしていたことは、隣からガヤガヤという音が聞こえてたからすぐにわかった。ま、関係ないことだけど、遥香は結構迷惑してたんだろうなあ、と、私は、昨日の様子で少し理解していた。だから私は、遥香を起こさないよう静かに洗面所に行った。
昨日置いておいた私の名前付きの歯磨きセットを使って歯磨きをし、持ってきた洗顔ソープで顔を洗い、櫛で髪をとかして、トイレに行ってから、キッチンに向かった。
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