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コイツには聞きたい事が
たくさんある
雄二「取り敢えずだ」
稔「むぐむぐ…ぅん?」
スプーンを加えたままの稔に
俺はある質問をする。
雄二「お前って風呂入る必要あるか?」
稔「はふぉ~」
雄二「食べるか喋るかどっちかにしろ、
つか飲み込んでから一旦食うのやめろ」
稔は頷くとむぐむぐと口を動かし
炒飯を飲み込むそして…
稔「水っ!!」
水を要求してきやがった。
水を汲んで持ってきてやると
稔は一気にその水を飲み干し
やっと答えた。
稔「あるよ~」
稔「私はね、そうだな~
幽霊だけど半分実体なんだよね。
だからお風呂も入るし、
食べるし、寝たりもするよ。
洋服や下着も一応必要だから
実は欲しいんだけどね…」
雄二「何となく理解した」
ここで重大なことが抜けてる
雄二「…トイレは?」
稔は顔を真っ赤にさせながら
もじもじとして恥ずかしそうに
静かに答えた。
稔「……するよ///」
困った、実に困った
だとすれば服や下着は
確かに必須である。
雄二「今から買いに行く」
稔「え?なにを??」
雄二「服と下着」
しばらくの沈黙が続き
俺は音速のパンチを顔面に
喰らったことに気付く。
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