1日目 出会い

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俺は雄二 志望校に通うために 両親の反対を押し切り やっとのことで 一人暮らしを始めた。 最初こそは憧れの 一人暮らしだと言って 喜んでいたが 今ははっきり言って めんどくさい。 唯一の救いと言えば 今が夏休みであって 学校へ行かずに済む事だ。 雄二「暑いな、忌ま忌ましい太陽の奴め!」 ちょっとは温度を下げろし などと太陽に向かって 文句をたれていたら なんだか虚しくなってきた。 貧乏学生はプールなどと言う 場所には縁がないのだ 涼みたければ 扇風機も無いので団扇、 つまり手動なのだ。 だが手が疲れて 長時間涼めない。 雄二「…買い物に行こう」
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