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俺と稔は仕度を済ませて
今日の朝食は外に出る事にした。
ただ周りには俺しか
居ない様にしか見えない為に
不用意な会話は無しと言う
決め事をしてから出た。
稔「ねぇねぇ!あれ見て」
雄二「………」
稔「あれなんか楽しそう」
雄二「…………」
稔「あの犬可愛い~」
雄二「………………」
稔「ねぇ雄二ってば~!」
雄二「決め事しただろうバカ女」
俺は周りに聞こえないように
小声で稔に言った。
だが稔は周りに見えない
聞こえないを良いことに
大声でしかも俺の耳元で
がなりまくってやがる。
しかも稔の声は良く通る声、
悪く言えば騒ぐとうるさい。
雄二「わかった、バカって言った俺が悪かった!だから耳元で大きな声を出すな」
稔「わかればよろしい!」
頬を膨らませ、口を尖らせて
偉そうに許しを出す稔の姿に
俺は自然と笑みをこぼしてしまう。
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