1111人が本棚に入れています
本棚に追加
その日から、神様は、あたしの固定客になり、三日に一度くらいの割合で飲みに来るようになった。
彼は夜間の仕事をしていて、23時過ぎには帰って行く。
話し上手な神様は、いつもネタ的トークで、あたしを楽しませてくれた。
話題が豊富で話し上手な客は、楽だし楽しい。
中には、こっちがどんなにガンバっても盛り上がらない客もいるし、口説き専門の客なんかもいる。
「アイって、いくつやった?」
「最初に言ったと思うけど。もうすぐ22って。あたし、2月生まれやねん♪」
「ほんまか?」
「うん。なんで?」
「どう見ても、オマエ、十代やんけ。」
最初のコメントを投稿しよう!