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「もしもし、セナちゃん?」
「あ、まりんちゃん。ごめん!今ダイジョウブ?」
余程、慌てているのか、星那ちゃんは早口で訊いた。
「うん。全然、平気。どしたの?」
「涼が今、研修で鳥取に行ってるねんけど‥。」
星那ちゃんは、そう言うと、軽く息を吸い込んだ。
「鳥取に?」
「うん。で、涼がハルくんを見たって‥。」
「え?!」
心臓が跳ね上がった。
─ 鳥取?
なんで?
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