vol.18 偶然

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  仕事中の星那ちゃんに迷惑が掛かる。 分かっていても、止まらなかった。 あたしは、星那ちゃんに【ネバーランド】のことを、一気に話した。 「マジで?セナ、鳥肌立ったわ。その人、ハルくんなんちゃう?」 「あたしも‥、そんな気がして来た。」 「まりんちゃん、ハッキリ訊いてみたら?」 「でも‥。」 HARUが波琉だとしても、あたしは、自分が“まりん”だなんて名乗れない。 そんな勇気なんて、無い。 あたしは、こんなにも変わってしまったから‥ 「まりんちゃん。じゃ、もし、なんかあったら、また連絡するね♪」 「うん。ありがと、セナちゃん。あたしも連絡する。」 電話を切った後も、あたしの胸は、DOKIDOKIが止まらないままだった。  
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