vol.01 強がり

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  「初めまして♪アイです。」 あたしに軽く頷く彼は、なんとなく二枚目俳優の誰かに似ている。 同じ仕事をするなら、少しでもカッコイイ人と話したい♪ なんて、思ったり‥。 ヘルプで待機していた女の子が二人、12番テーブルにやって来た。 そして、それぞれが客の横に付いた。 予め用意された飲み放題の安いお酒で、三人分の水割りを作り、客の前に並べる。 「戴いてもいいですか?」 客に確認を取って、あたしは烏龍茶、他の女の子達はビールをオーダーした。 「いただきまぁす♪」 そして、お喋りが始まる。  
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