vol.01 強がり

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  「神様や。」 「え?神様?」 「神様て呼んでくれや。」 真顔でそんなことを言われて、あたしは吹き出した。 「うん、いいよ。神様って呼ぶね♪」 神様と名乗る彼は、 「オマエ、この店のナンバー1か?」 と、訊いた。 「違うよ。ナンバー1は、あの子。」 あたしは、店の入り口付近のテーブルに座る早紀を指差した。  
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