vol.17 青くない海

15/28
前へ
/666ページ
次へ
  子供の頃、『いい子』にしていれば、親は、あたしを可愛がってくれた。 理不尽さなんて微塵も感じず、あたしは、それでシアワセだった。 陸が生まれて、 「お姉ちゃんでしょ?」 と、我慢を強いられることが増えても、我慢をすれば褒められた。 イヤだなって思うこともあったけど、それでも、あたしはシアワセだった。 『いい子』でいれば、優しくして貰えたから‥。 ずっと子供のままでいたかった。 ココロがオトナになるにつれ、色んな矛盾に気付いて、あたしは親が嫌いになった。 幼い頃は、確かに、すきだったのに‥。  

最初のコメントを投稿しよう!

1112人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>