プロローグ

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2010年7月某日 6人のバイク乗りがあるお墓の前にいた。 そのうちの一人、龍成(たつなり)が線香をあげ手を合わせていた。 後ろに立っている、仁(じん)は空を見上げ『もぅあれから3年か…』と思いに耽っていた。 龍成が立ち上がり、バイクに跨った それに合わせ皆がバイクに跨る。 なぜか毎年ここにきた時だけは、跨り姿勢を正し、ヘルメットを被りスタンドを上げる。この一連の動作が皆ほとんど同時になる。 そしてエンジンを一度吹かしゆっくりと立ち去っていく。
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