第一楽章~encounter~

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“結弦……” んっ……お前、誰だ?なんでオレの名前知ってんだよ てゆうか、これは何だ?夢……なのか? 「●●●……愛してる、ずっと一緒にいよう……」 それにあれは……オレ?なんでオレがあそこにいるだよ、訳わかんねぇよ…… “うん……ありがとう、結弦” でも、なんだろう……… 「ずっと、ずっと一緒にいよう……」 いつか、こんな事があった気ようながする…… “うん、ありがとう” あのオレが抱いている娘の温もりも…… 「愛してる……●●●」 あの娘の透き通るような声も…… “うん、すごくありがとう…” あの娘の優しさも……… 「●●●~……」 全部、覚えている……そんな気がする “愛してくれて、ありがとう…” ………でも……… 「消えないでくれ……●●●……●●●~」 ……どうしても思い出せない…… “命をくれて……本当に……ありがとう……” あの無口で、世間知らずで、不器用で、天使のような美しい銀色の髪をした少女の…… 「●●●~~!!!!」 …………名前を……………
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