第二章 啓示(作成中)

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そのメールを受け取ったのは、一月も終わりに近づき寒さが一層勢いを増し始めた、そんな月曜日の夜だった。 その日司は、水天宮のお客さん先で、珍しく遅くまでパソコンに向かい、淡々と作業をこなしていた。作業の締め切りがその週の金曜に迫っていたため、月曜日ではあったものの、ある程度まで進めておく必要があった。 作業が一段落しふと時計を見ると、既に午後八時を回っていた。客先にいられるのは通常午後八時までと決まっているため、司は急いで帰り支度を整え客先を出た。 結局、作業がまだ完全には終わっていなかったため、会社には戻らず近くの喫茶店で、残りの仕事を片付けることにした。客先から五分ほど離れたタリーズに入り、残りの仕事を始めた矢先に、携帯にメールが入った。
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