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「んんっ…」
強烈な頭痛とともに、私はソファーの上で目を覚ました。
夢なのか…?
いや、そうじゃない。
唇は切れたままだ。
ライフルからは火薬の匂いが漂ってくる。
薬莢も床に3つ落ちていた。
「いてててっ…」
痛む頬をおさえながら立ち上がると、ソファーに座る時には無かった黒い封筒が置いてあった。
再び腰掛け、封を切る。
中にはやはり、手紙と茶色い封筒、赤い封筒が入っていた。
私はとても読む気になれず、天井を仰いだ。
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