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ガチャッバタンッ
車の鍵をおもむろに机に投げ、留守番電話の再生ボタンを押す。
冷蔵庫で冷やしたコーラを飲みながらソファーに座る。
ピーッ
「ジョン、あなたちっとも母さんに会いにこないじゃないか。声だけでも良いからたまには連絡しておくれ。」
ピーッ
「ジョン?いないのか?今度の日曜日空いてたら飲みに付き合えよ。友達が店構えたんだよ。まぁ帰ったらとりあえず連絡くれ。」
ピーッ
「あなた宛に一通の手紙を送りました。必ず確認してください。」
ツーツーツー
……………誰だ?
最初のは母さんだ。親父を亡くして依頼、頻繁に電話をしてくる。
2件目は古い友人のマイクだ。ここ最近なにかと理由をつけて飲みに誘ってくる。
最後の声はまるで聞き覚えがない。とても冷ややかで淡々とした声だ。
手紙…?
なんでまた手紙なんだ。用件があれば電話で言えば良いのに。
まぁ手紙が来たら誰か分かるし、あまり考えないどこう。
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