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手紙にはこう書かれている。
あなたは私達に監視されています。いつ何時も。
私達の指示に従って頂きます。
従わない場合は、今あるあなたの平穏な暮らしが崩壊し、身を滅ぼす事になります。また、あなたに関わる全ての人を我々の手で不幸にします。
従う覚悟が出来たら、24時間以内に『茶色の封筒』を読みなさい。
時間を過ぎた場合はおしまいだ。全て。
フンッ馬鹿馬鹿しい…
手の込んだ悪戯だ。
私は手紙を床に投げ捨て、ソファーに座り新聞を読み出した。
トゥルルルットゥルルルッ
こんな朝から電話を鳴らすなんて、母さんか？
ガチャッ
「ハイ」
「無駄だ…床に捨てた手紙を読め。」
「！？おい！誰だ貴様！」
ツーツーツー…
なんで床に捨てた事を知っているんだ。
監視…どこかに盗撮の類があるのか？
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