14人が本棚に入れています
本棚に追加
よく考えろ。
私の周りにいる人へ危害を加えるといった文面からして、まず母の事を言っているに違いない。
私は母へ電話をかける事にした。
トゥルルル…トゥルルル…
ガチャッ
「あっ、母さん?」
「ただいま留守にしています…」
ガチャッ
母さんはいなかった。
不安で一杯だ。
母さんに何かあったらと思うと気が気でなくなる。
こうしているうちにも、時間は刻一刻と過ぎていく。
大した覚悟も出来ていない。ただこの不安から解放されたい。もしかしたら本当にただの悪戯かもしれない。
私は意を決して、茶封筒を読むことにした。
中には一枚のメモ用紙が入っていた。
最初のコメントを投稿しよう!