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「すいませんっ…………!」
私はなぜか彼に謝ってしまった。
「そんな……謝らなくていいよ。それに俺、れっきとした日本人だから日本語で大丈夫。」
「あっ、えっ……そうなんですか?」
その時、私はなぜか彼に"ドキドキ"してしまった。
これが、私と彼との
───出会いだった。
それから、カバンのことをお礼してすぐ。
「ミライ!」
と、親友の愛佳が来た。
「じゃあ…さようなら!」
と、頭を下げて愛佳の元へと走って行きながら、後ろを振り向くと、彼が手を振っていた。
───あれから1週間。
別に、彼のことを気にすることもなく
また、いつもの退屈な日々を、私は送っていた。
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