☆6

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「4人はお留守番ね?」 「何故です、花音?!」 「浴衣を他の人に見せたくないなら、外に行かない方が見られなくて安心でしょ?」 「そ、それは…」 「紫音、行きましょう? リオくん行くでしょ?」 「うん、花音さん達と居ていいの?」 「アレじゃ迷子になりかねないからね? 紫音良いかしら?」 「抱きつくのはダメだからな」 「フッ まだ妬いてたんだね」  リオは可笑しそうに笑っていたが、花音と紫音と部屋から出ていく為4人は顔を見合わせた。 「湊眞くん、行きましょう?」 「フッ まあ、俺はどっちでも二人で居れるなら構わないけど?」 「だ、ダメです! 毎日引き籠もってたらニートみたいになっちゃいます」 「ふぅん? 雫が居るなら、どうでもいいけど」 「湊眞はお祭り嫌いなの?!」 雫が悲しそうな顔をしながらジッと見つめてくるのだから、湊眞は勿論完敗だ。 「相模、行くだろ? デートらしいデートしてないんだろうから、やってみたら良いだろ?」 「そうだね? 樹里ちゃん、行こうか」 「ふふっ 最初からその予定ですけれどね?」 「ほら、早く出ろ! 鍵閉めるぞ」 3人は慌てて玄関の外側に出ると、湊眞は施錠をしっかり確認すると雫の手を握る。 「…?」 「俺から逸れたらお仕置きするから」 「…?!」 「わかった?」 「う、うん? 離れません」 雫は嬉しそうにそう告げると、神社までの道程を湊眞の横でゆっくり歩いていた。 「下駄って慣れないと安定しないんですね?」 「女の子のはちょっと高さあるもんな」 「ですね?」 雫が慣れない下駄に苦戦しながら歩いていると、湊眞はこう言った。
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