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「雫になら触って欲しいよ?
毎日可愛いから、俺のが我慢出来てないけどさ」
「…さっきは禁止とか言ってごめんなさい?」
「嫌、いいよ?
キスだけだから」
「禁止にするのは…
やっぱり厳しすぎたかと反省してます」
「例え禁止にしたとしても、雫が自分からしたいって思ってくれる方が嬉しいけどな」
「…今までは進んではなかったですけど、湊眞くんには触りたいです」
「なら、触ってみて?」
湊眞がそんな風に優しく言ってくるので、雫もそっと頬に触れてみる。
「…湊眞くん、目を閉じてくれますか?」
「何してくれるのか、楽しみだな」
湊眞はニッコリ微笑むと、そっと目を閉じるので雫は唇にキスしてみる。
「…雫、キスしたかったの?」
「嫌でしたか?」
「嫌じゃなくて、もっといっぱいして欲しいだけ」
「…そんなにしたら、心臓が飛び出ちゃいます」
雫はとても恥ずかしそうに真っ赤になっていたが、湊眞的には可愛いだけだ。
「雫、ギュッてしたい」
「私もです」
雫はそう言ってはギュッと抱きつくので、湊眞はやはり嬉しくて仕方がない。
「雫、可愛い」
「…湊眞」
「ん?」
「ドキドキしますね」
「学校だからスリル満点だからな?」
「…もっかいキスしますか?」
「雫なら、大歓迎」
湊眞はそう告げると、また優しく唇を奪うと雫は終わる頃には真っ赤になっていた。
「さて、そろそろ準備しないとな?
一般客入ってくるし」
「湊眞くん、また後でギュッてします」
「フッ
そりゃ楽しみだな」
湊眞はニッコリ微笑むと、雫を教室まで送ると一組教室へと入った。
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