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――
―――――――
ここは、学校の中の食堂。
俺は一人、昼ご飯を食べていると――
「斎藤、総司知らねぇかぁ?」
同じクラスで、総司と仲が良い左之が俺に聞いてきた。
「……今日、遅れるようだ。」
昨日…、俺のアパートで泣き疲れてそのままだった。
「………何だ?」
「い、いや、聞いといてアレだけど。
なんかめずらしいな。
平助も、新八も知らなかったのになぁ。」
左之が意外だって顔で俺を見る。
――総司とは、
同じ大学の同じ友達グループでつるんではいるが…
サシで遊んだりするほどではない。
《本当…、なんでだろう…。携帯番号も知らぬのだがな。》
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