ドラマー 渚

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建物は灯りが灯され車も数台止まっていた。その建物からは、“ドンドン!ズンチャッズンチャッ!”といった楽器の音であろう、かなり激しい音が静な旧道に響いていた。 店内はカウンターがありテーブル席もあり喫茶店やレストランの類だったのだろう、一部は撤去されドラムやキーボード、その他諸々の楽器機材が占領していた。 すでに店内は爆音が鳴り響いておりカウンターには酒をあおるものやその爆音に聞き入る者が占めていた。 カウンター奥には店主であろう丸坊主の男が酒の世話をしている。
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