助教授 真司

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新車から20年の月日が経っている車だが黒いボディーは艶々でとても経年車とは思えない。 ボディーデザインの古臭さは否めないが…隣の乗りっぱなしの高級車にも劣らない風格を醸し出している。 窓ガラスを吹き上げた頃水温計の針も動きだし発進はいつでもOKだ。 真司は乗り込み駐車場を後にする。スロープを昇り道路へ出る。 真司はこの先の都市高速の入口を目指した。 まだ車通りは多く入口迄はノロノロと進む程度だったが5分程で入口料金所へと滑り込んだ。
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