明恵と真司

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黒い一台の車のドアノブに手をかけ車内の真司と目を合わす明恵。会釈し助手席に腰を降ろした。 真司はギアをドライブに入れコンビニを後にする。 「お腹は大丈夫か?」 『私は大丈夫だよ!』 「そうか…家には何かあるのかい?」 『レトルトのカレーがある、ご飯は炊いてあるよ!』 「…じゃ、行くか」 15分程走らせたであろうか?集合住宅の立ち並ぶ一画にコインパーキングがありそこに車を止めた。そこから少し歩いた所にあるコジャレたワンルームアパートの一室に二人は入った。
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