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真司はカレーを平らげコップの氷り水を飲み干した。食器を流しに下げふたりがけのソファーに座りテレビを見ながら明恵を待つ。
女の風呂は長い…真司は腹も満たされ心地よい睡魔に襲われそうになりながらも辛抱していた。
何度も何度も瞼が閉じようとする…
ふと、石鹸のかおりを漂わせ明恵がソファーに座る。テーブルの氷り水を飲み干す。
たわいもない話をしながらテレビを見ていると隣室から大声で女がうめいた。
行為が壁ごしに聞こえてくるのである。
真司は…「まずいな…」
明恵は…『ああ…またか…』
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