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「おぅ…」
真司が言う。
『うん…』
明恵が言った。
『今何時?』
「6時、10分前」
明恵は目を丸くした。
「うそ…」
真司が時計を見せてくれた。明恵は申し訳なく思った。
真司は微笑んでいる…それが明恵には信じられなかったが、確かに微笑んでいる。明恵の表情がおかしかった。
二人は唇を合わせた。
『起こしてくれればいいのに!』
明恵が言う。
「気持ち良さそうに寝ていたからね、それに、明恵の寝顔を初めてマジマジと見れた。可愛いな。」
明恵は嬉しかった。
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