明恵と真司

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『でも真司さんが…』 「いや、本当は僕も出ていきたくなかったんだ。」 それが本当かどうか明恵はきにしなかった。今彼はそう思っている、明恵はそれで充分だった。 明恵は真司が腕をのばし待っている所に横になった。 平穏な気持ちで二人は何の計画、時間の心配もなくお互いいがいに何も必要とせず横たわっていた。 二人はこの時が一番幸せであり全てであった。
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