物語は突然に

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「ふむ、幸代幸人、ね……なかなか面白い名前じゃな。お主、八代高校生じゃろう? 学年は?」 「が、学年!? そ、それを知って一体……」 「なぁに、悪いようにはせん」 「…………に、2年、ですが…」 「ふむふむ……すまなかったな、引き留めて。もうよいぞ」 ニコリ、と笑い、踵を返す少女。 ユキトは呆然とそれを見送っていた。 「なん……だったの……?」
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