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政樹side
「政樹くん!」
毎日、毎日飽きないなあ、と思いつつ彼女の方へ向かう
彼女は、祐樹 未紗(ゆうきみさ)
ペットショップで、俺の事を可愛いって言った、変な人だ
「政樹じゃあな」
「おう」
教室に残る友達に別れを告げて、彼女の左手を握った
「っ…」
彼女はしっかり、女の子だ
こないだは俺が弱いみたいに見られてた見たいだけれど
やっぱり、背も、立場も、俺の方が上だ
…最初は、年上かと思ったけど、同い年で、学校も一緒だった
「…未紗ちゃん、こういう事、したかったんでしょ?」
「きゃっ…」
中野 政樹(なかのまさき)
これが俺の本名だ
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