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時同じく、ホテルの裏口。
ここも駐車場となっており、裏口のドアが少し開かれ門白姉妹の姉、亜華羽が辺りを確認する。
「よし、大丈夫……早く行くよ!」
亜華羽はそう言うとドアを開け歩き出す。
大した傷ではないが亜華羽は何故か右足を怪我しており、後を追う魅子慈も左腕を怪我していた。
「もうここにはいれない……マイクに殺されるぐらいなら逃げてやる」
「でもお姉ちゃん、何処に逃げるの?」
「とりあえず、家に帰ってみようよ」
二人は更に車の出入り口である門へと向かう。
二人は計画の失敗をフィスタに報告したところ、機嫌が悪いせいかもう用無しと判断され殺されかけたのだ。
なんとか逃げ出せた二人はホテルから離れようとしていた。
「ん……あの人は」
二人の視線の先、車の出入り口の門に腕を組んで寄りかかっている人物がいた。
「あなたは裏切り者?」
二人でそう言うと、門に寄りかかっていた人物は姉妹に顔を向ける。
「そうだな……あんたらの仲間って言うのも嫌だから、裏切り者でいいぜ」
そう言うのと同時に武器猫に手をかざし如意棒を具現化したのは孝地!
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