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「こ、こいつ、絶対に許さない!!」
「あんたのせいで私達は大変な目に!!」
姉妹揃って拳銃を孝地に向ける。
孝地も表情を変え臨戦態勢に入った。
「俺もお前らに用があるんでね。悪いが、力ずくで言うこと聞いてもらうぜ」
如意棒を構える孝地。
孝地の考えたある策には姉妹の能力が必要不可欠。
だからこそ絶対に負ける訳にはいかない。
大事なピースの欠片は全て揃って意味がある。
一つでも欠ければ、それは策の失敗に繋がる。
「負けられない……絶対に!」
油断はしてはならない。
門白姉妹はこの支配を重んじるベースシグレータで過ごしてきた強者。
決して弱い筈はない。
そう覚悟している筈の孝地の足は震えていた。
相手が幼い子供であるにも関わらずだ。
煉や周りのみんなは驚くべきスピードで成長し、今ではダークナイトの隊長に届きうる力をつけている。
そんな彼らを見ている内に、孝地は自分の戦闘能力に自信が持てなくなってきていたのだ。
しかし、それでも戦わなければならない。
「やってやるよ、絶対に負ける訳にはいかねーんだからなぁ!!」
「ふん! 私達のコンビネーション見せてあげる!!」
孝地VS門白姉妹!
ここの戦いの火蓋も切って落とされた!
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