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そして、エントランスホール。
大勢のセイバーナイトVS反セイバーナイトandゴッドナイトが織り成す激しい戦い。
いや、戦いだったの方が正しい。
何故ならエントランスホールにいる者全員が動きを止め、ある人物を見ているからだ。
黒のウルフヘアーに所々白のメッシュ、そしてヘッドホンにサングラスと特徴的な容姿をしているその人物は、既に両手にヨーヨーを所持している。
マイク・ムジカ!
セイバーナイト最強の男!
「…………」
マイクがニヤリと笑った瞬間、誰よりも早く動いたのはアミルダだ!
「あなたは私が!」
マイクに接近しながら両手を振り沢山のナイフを投げるアミルダ。
しかし、マイクは右手のヨーヨーを操り容易くナイフを弾き飛ばす。
「…………フッ」
「!?」
接近するアミルダに構わず、マイクはヨーヨーをアミルダから見て右に飛ばす。
「う、うわぁ!!」
アミルダも目でヨーヨーを追うと、そのヨーヨーはよりによって部下である筈のセイバーナイトに巻きついた。
「ジャマ……」
「仲間を!?」
マイクはそのままセイバーナイトを思いっきり引き寄せアミルダにぶつける!
アミルダはセイバーナイトと共に壁に叩きつけられた。
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