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「うおおおぉぉぉ!?」
ゴッドナイトの信者が敵に囲まれ次々にやられてしまう。
「お前を殺さなきゃ俺達は!」
「死ねえぇぇぇ!!」
「!?」
囲まれる煉。
四方八方からセイバーナイトが、恐怖に縛られた殺意を武器に襲いかかる。
まずは前方から振り下ろされた剣を刀で防ぎ、そのまま受け流した。
《風読(カゼヨミ)》は使えない。
なら頼りになるのは己の経験と感覚……そして沙助のみ!
「煉、左足だ!」
沙助の言葉と同時にセイバーナイトの一人がただの鎖を煉の左足に向かって投げる。
それを煉は鞘で弾き、右から突き出される槍を体を後ろに反らしかわした。
「後ろ!!」
背後からメリケンサックをはめたパンチをセイバーナイトは放つが、煉は首を傾けかわす。
そして、刀の柄で背後にいるセイバーナイトの腹部を強打し気絶させる。
「はぁ……はぁ……」
元から体力は限界に近い。
呼吸が乱れ腕が上がらなくなってきているが、それでも戦うことだけは諦めてはいけない!
煉はひたすらセイバーナイトの攻撃をかわす。
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