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その時だ。
最初にルイとアミルダ、マイクが、次に煉達が戦いながらも気づく。
地面が揺れている……地震が起きていることに。
「違う……地震じゃない」
ルイがそう呟く。
その揺れは段々と大きくなり、遂に!
「うらあああぁぁぁ!!」
「あ、あんたは!」
壁を突き破り大破させ現れたのは持ち手がかなり短く巨大な針がくっ付いたような槍を持ったジル!
それに真っ先に気づいたのは里奈だ。
「クソガキがぁぁぁ!! まぐれの一発をアタイにぶち込んだからって調子に乗ってじゃねぇぞぉぉぉ!!」
「あたしの攻撃でまだ倒れてないの!?」
あの時は怒りで手加減はしなかった筈。
更には卯化を使った蹴りを顔面に放ったのにも関わらずまだ倒れていないのだ。
「しかも武器も変わってるし……」
「変わってねぇよ、ボケ!!」
そう怒鳴るとジルは巨大な槍を見る。
どうやら無数の針を合わせて巨大な針を作っていたようで、それを引っ込めると元の鞭に戻った。
「クソムカつくがこの状態じゃアタイは勝てねぇ……だから……」
ジルは再び鞭から無数の鞭を生やし、それで巨大な針を作った。
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