◆ベースシグレータ攻略戦!!◆

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「…………」 煉は斬られた腹部を鞘を持った左手で抑えながら刀を握りしめた。 そう、七人の隊長という強力な存在がいたダークナイトを相手に、セイバーナイトはずっと対峙してきた。 それは、フィスタとマイクの二枚看板が成り立っていたから! セイバーナイトを統べるフィスタが弱い筈がないのだ。 「く、うあああぁぁぁ!!」 走り出す煉! フィスタが煉を始末すると言ったからか、セイバーナイトは煉に手を出してこない。 ということは一対一で戦えるということだ。 煉はフィスタの首目掛け刀を振るが、フィスタはそれを右手の鎧で防ぐ。 そして、煉は足をすくうように蹴られ転倒してしまう。 「ぐっ!」 刀を持つ右腕を踏まれる煉。 じたばた動き足掻く煉をフィスタは睨みつけるように見下ろす。 「君のコンディションが最高だとしても私には届かないだろう。長年戦ってきた私と、たかが数ヶ月武器猫を扱った君……戦いの年季が違い過ぎるのだよ」 フィスタはしゃがむとその鎧に包まれた右腕を振り上げた。 その焦点は煉の顔面に向いている。 「手遅れだが一つ忠告してやろう…… 我が儘で世界は救えない」 フィスタは拳を振り下ろす!
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