◆セインVS緋乃◆

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「う、うおおおぉぉぉ!!」 慌てて後方に飛び退くセイン! セインが元いた場所に鉄骨が落下……する前に突然鉄骨が消えてしまう。 「なぬぅぅぅ!?」 「馬鹿ですね」 「ぐお!?」 突然顔面に衝撃と激痛が走る! セインは扇子で顔を殴られ吹っ飛ばされてしまう。 プールを囲むフェンスに激突したセインは痛みに表情を歪ませた。 武器を具現化している緋乃と具現化していないセイン、只の扇子による打撃もかなりのダメージとなる。 先程の鉄骨は幻だったのだろう。 「もう許さんぞ!! ってアレ?」 意気込んで立ち上がるセインの前にいたのは見たことのない美女、しかも水着姿。 綺麗な金髪のロングヘアーに完璧なスタイル、そして黒のビキニ。 緋乃の姿はプールにない。 「あのハッタリ女はどこ行った!?」 「お空へ飛んで行ったわ」 空を指差しそう答える美女。 「バ、バカな!! 奴は空を飛ぶ能力も持っていたのか!? いやもしかしたら極秘に進められたバイオテクノロジーにより生み出された鳥人!?」 「アホですね」 「!?」 目の前の美女がいつの間にか緋乃に変わっていた!
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