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緋乃はセインの光で目を開けられない!
視覚を塞がれた今、敵の攻撃をかわすには幻影しかない。
「く! 《百影(ヒャクエイ)》!」
無数の幻影を作り出すが、すぐに消えてしまう。
「無駄だ。我の光は真実しか捉えない」
セインはそう言うと左手で大きく円を描く。
光の線によって描かれたその円はまるで砲台だ!
「さぁ……喰らうがよい!! 集めた光を光弾にして放つ我の最終奥義!!」
セインは左手を引く。
すると、翼を作っていた光が全てセインの左手に凝縮された!
「
《超波動・エクストリーム・ゴッドバスター》!!!!
」
セインは描いた円の中心に左手を思いっきり突き出した!
すると左手から超巨大な光線が放たれる!
豪快な音と地震のような衝撃を放ちながらセインは光線を放出していく!
「い、いやあああぁぁぁ!!」
緋乃はあっという間に光線に飲まれ、尚も光線は放出されていく。
すると、地面に激突した光線は元の場所に戻っていき、全ての光を出し切ったセイン。
「ふん」
景色は元の明るさを取り戻し、セインはふわりと地面に着地した。
前方にはプールの跡形もない所々蒸気が漂う巨大なクレーターと、そのクレーターのど真ん中に倒れているボロボロの緋乃の姿。
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