◆爆誕!!◆

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「ど、どうしてここに!?」 煉が当然の疑問を言うと、茜は前を向く。 「それはこっちの台詞だよー。まぁ、それはとりあえず置いといて……野郎共ぉー!! おいでー!!!!」 茜がそう叫ぶと、煙の中から武器を所持した柄の悪い男性達がセイバーナイトに負けないぐらいの人数で押し寄せてきた! 「うらあああぁぁぁ!!」 「茜さんに続けぇぇぇ!!」 「宝時さんの息子を助けろぉぉぉ!!」 「ていうかてめぇら、分かってるよな!?」 「息子さんの言う通り、なるべく人は傷つけんなよ!!」 フリーナイトが総出で助けに来た。 前に煉が戦いを止めた時に言った言葉も出来る限り守ろうとしている。 「み、みんな……」 思わず涙が出そうになったが、煉はこらえる。 宝時法度第9条、男は大事な時以外泣いたらアカン……だ。 「あ、ちなみに、宝時法度第4条 受けた恩は必ず返せ。利子三倍ね?」 悪戯な笑みを浮かべそう言う茜。 頼もしいという言葉以外見当たらない! 「はは……絶対に返しますよ」 煉はすぐに立ち上がり刀を構えた。 不思議と疲れが無くなったかのように普通に立てた煉。 やはり、茜の登場のおかげだろう。
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