◆爆誕!!◆

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「里奈ちゃーん!! 無事だったかぁ!!」 ヘリの中から泰陽が身を乗り出しそう叫ぶ。 里奈は右手を上げて返事をすると振り返り、屋上の出入り口のドアを見た。 誰かがやってきそうな雰囲気はない。 「早く行った方がよくない!? あんまり長居するとセイバーナイトが来ちゃう!!」 「……せめてセインさんを待とうよ!!」 その時だ。 屋上のドアのドアノブがゆっくり捻られる。 それに気づいた煉は里奈と共にドアを見据えた。 味方なら即連れて行き、敵なら逃げるしかない。 ヘリを壊されてはどうしようもないからだ。 ゴクリと唾を飲み込み、煉と里奈は期待する。 そしてドアが開かれた! 真っ先に反応したのは里奈だ。 「んな!?」 「行ったろ? アタイはどこまでもてめぇに付きまとうってな」 現れたのはジルだ。 里奈の渾身の蹴りを直撃で喰らっている筈なのに、まだピンピンしている。 「しつこい上になんてタフなの!?」 「ハッ! ほめ言葉をありがとうよ! お礼にてめぇら全員……串刺しにしてやらぁ!!」 ジルの体から無数の針が出現し、その針からも針が生えてどんどん枝分かれしていく! 「マズい!」 その針の矛先はヘリだ!
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