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一方、茜とアミルダの方では……
「…………!!」
爆発と同時にホテルの外へと吹き飛ばされていくマイク。
マイクは、珍しく苦い顔を浮かべながら地面を滑るように着地する。
そのマイクに躊躇いなく接近していくのは茜とアミルダ。
「…………」
マイクの肩のハッチが上に開き中から小型ミサイルが3つ姿を現す。
「あたしもそれやろうっと!」
すると、茜の肩も上にハッチが開き中から小型ミサイルが3つ出てきた。
既にマイクの属性は真似している。
同時に発射されたミサイルは互いに衝突し爆発した。
すると、その爆発による煙幕からアミルダが現れマイクに接近していく。
マイクはすかさずヨーヨーを横に振るが、アミルダはしゃがんでかわした。
「そこです!」
右手に持つ槍を勢いよく突き出す!
ヨーヨーで弾くことはできない攻撃に、マイクは首を傾けてギリギリでかわした。
「!?」
と同時にアミルダの右足にヨーヨーを巻き付かせ、そのままヨーヨーを振りアミルダを横に放り投げる。
そして茜を見ると……
「ジャジャーン!」
茜は二本の鎖で繋がれた鎌を左手で持ち、空いた右手の手の平をマイクに向けていた。
その右手の先には一軒家程の大きさはあるであろう炎の球体。
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