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「え……?」
呼ばれない。
現在6人まで呼ばれたが、その中にマイクの名はない。
「7人目はアルタ・サレオン君! 予選通過おめでとう!」
やはり呼ばれない。
むしろ呼ばれる気すらない。
呼ばれた7人は確かにマイクも上手いと思った人達だ。
「8人目はロベット・ジョルソン君! いやぁ、おめでとう!」
「…………」
マイクは肩を落とした。
やはり、小学生のマイクには無理だったのだ。
確かに努力はしたが、勿論相手も努力している。
それこそ、マイクよりも長く生きている者程、練習の量では負けているだろう。
「9人目! セバート・ロウロ君! 本戦も頑張れよ!」
呼ばれなかった。
もう諦めた。
やはり無理だった。
そう強調するかのように……
「10人目! マアル・ソーレンス君! 本戦入りだぞ!」
「…………」
"マ"という第一声に一瞬目を輝かせたが、その後に"イク・ムジカ"と続かなかった。
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