◆自由VS支配 Episode:マイク◆

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ヨーヨーで優勝したのと、成績が一番になったことにより、学校でマイクを見る目は変わっていた。 男女共に向こうから積極的に話しかけてくれるようになった。 ある時は勉強は教えて欲しい。 ある時はヨーヨーのトリックを披露して欲しい。 マイクはそれに全て応えクラスの中心人物へと変わっていく。 しかし、それを良く思わない連中がいるのは当然だった。 「がっ!?」 腹部を蹴られうずくまるマイク。 校舎の裏でマイクは柄の悪い少年10人程に囲まれていた。 「お前、最近調子乗り過ぎ」 「ゴホ! 仕方が……はぁ……ないだろう……どう足掻いても……君達は僕に成績で勝つことはできないんだから……」 「は! 見下してんじゃねぇよ!」 「うっ!?」 また蹴られ校舎の壁に叩きつけられた。 「成績では……な。だが、お前は体力は人並み以下じゃねぇか。喧嘩だってお前は弱い……お前はいつまでも見下される側なんだよ! 」 殴られ蹴られて地に伏しても、マイクは睨むことを止めなかった。 「なんだよ、その目は!」 「おっ!?」 今に…… 今に見てろ…… 僕は見下される側じゃない…… 僕はお前ら凡人とは違うんだ!
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