3355人が本棚に入れています
本棚に追加
「!?」
突然マイクを纏っていた電気が閃光を放ち、二人は思わず目を閉じる。
そして、数秒後に目を空けるとそこには余り変化の無いマイクの姿。
「《モード・機械将軍(ジェネラル・マシーン)》」
そう呟くマイクの両手首には小さな筒がくっついていた。
その砲台のような筒の先端にぴたりとヨーヨーが設置されている。
つまり、手からではなくその筒からヨーヨーを発射させるものだろう。
「まぁ、手からじゃない方が強く投げれるってことかな?」
「卯化はそんな単純な能力じゃないですよ」
「分かってるけどさ」
身構える二人に向かってマイクが走り出す。
すると、茜とアミルダの背後から何かが開くような音が聞こえた。
「!?」
二人が振り向くと、そこには機械化された地面から無数のハッチが開き、小型ミサイルが姿を覗かせている。
「な!?」
しかも、二人の足首には地面から繋がれた機械の錠がはめられていた。
発射された無数のミサイル!
茜は咄嗟に属性具現を使い、機械の錠を逆に操り一瞬で分解する。
アミルダも出現させた剣で錠を斬り捨て、二人はミサイルをかわそうと左右に跳んだ。
直後ミサイルが爆発し、それが連鎖のように爆発を誘発させ、大爆発が起きる!
最初のコメントを投稿しよう!