◆自由VS支配 最強の定義◆

3/57
前へ
/541ページ
次へ
「!?」 突然マイクを纏っていた電気が閃光を放ち、二人は思わず目を閉じる。 そして、数秒後に目を空けるとそこには余り変化の無いマイクの姿。 「《モード・機械将軍(ジェネラル・マシーン)》」 そう呟くマイクの両手首には小さな筒がくっついていた。 その砲台のような筒の先端にぴたりとヨーヨーが設置されている。 つまり、手からではなくその筒からヨーヨーを発射させるものだろう。 「まぁ、手からじゃない方が強く投げれるってことかな?」 「卯化はそんな単純な能力じゃないですよ」 「分かってるけどさ」 身構える二人に向かってマイクが走り出す。 すると、茜とアミルダの背後から何かが開くような音が聞こえた。 「!?」 二人が振り向くと、そこには機械化された地面から無数のハッチが開き、小型ミサイルが姿を覗かせている。 「な!?」 しかも、二人の足首には地面から繋がれた機械の錠がはめられていた。 発射された無数のミサイル! 茜は咄嗟に属性具現()を使い、機械の錠を逆に操り一瞬で分解する。 アミルダも出現させた剣で錠を斬り捨て、二人はミサイルをかわそうと左右に跳んだ。 直後ミサイルが爆発し、それが連鎖のように爆発を誘発させ、大爆発が起きる!
/541ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3355人が本棚に入れています
本棚に追加