◆自由VS支配 最強の定義◆

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「《刃の逆鱗(コレア・インペリアルイピー)》!!」 集中する為に巨大な斧とマイクを襲う槍を消した。 そしてアミルダが右手をマイクに向けると、宙に舞う無数の刃がアミルダに従うように急加速する。 マイクが機械の手で刃を払おうとするが、アミルダは刃を操り機械の手を避けていく。 「……オモシロイ」 「!?」 空を埋め尽くす程の数え切れない刃物が襲ってくるという状況で笑っているマイク。 それを見たアミルダは一瞬恐怖を覚える。 しかし、それは本当に一瞬だ。 「それは……こちらの台詞です!」 次の瞬間には、一瞬でも自分に恐怖を覚えさせた敵と対峙している、という高揚感に変わる。 アミルダは両手をマイクに向け、全方位から刃物で攻撃した。 「流石ですね!」 マイクは両手のヨーヨーを発射し、それを操り刃物を弾き返していく。 それはかなり計算された動きだ! ヨーヨーで弾いた刃物で死角からの刃物を上手く相殺している! それでも対処できない攻撃は最低限の動きで交わし、全方位からの刃物を全て回避していた! 戦闘の天才……まさにマイクがそうだ。
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