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「心までも機械化させる属性なのか……それともそういう性格なのか……」
いずれにせよマイクの動きはどうやっても読めない。
それに食らいついているアミルダもかなりの強者だと分かる。
しかし、いずれ差は出る。
アミルダは一人ではマイクには勝てない。
勿論、茜も一人ならばマイクに勝てないと実感していた。
マイクは二人とは圧倒的に違う物がある。
それは……
人間かそうでないか。
属性具現は自身と武器を機械化させる属性。
ならば、機械化された武器=ラッパに疲労は無い為属性具現が使い放題。
更に機械化されたマイクには卯化による疲労はやはりやって来ない。
つまり、卯化も上限無し。
「チンタラしてらんないな……すぐに決着を着けないと殺される」
そう呟いた茜は鎖鎌を持った右手を天高くかざす。
「属性具現……《天陽》」
天候を支配する《天》
太陽の光を操る《陽》
「真似ばかりじゃないんだなぁ、これが。あたしオリジナルを見せてあげるよ」
不適に笑う茜は凄まじい戦闘を繰り広げるアミルダとマイクを見下ろす!
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