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《サン・メテオ》を雨のように降らせたとはいえ、範囲はマイクとアミルダのいるホテル前の広場だけ。
しかし、勿論あの技は大爆発するからこそ泰陽の切り札となっている。
「おおー!」
茜が見下ろす中で、次々に《サン・メテオ》が落下し大爆発を起こしていく。
周りの建物も簡単に吹き飛ばされ、ホテルには部下がいる為なるべく避けているがそれでも一階は半壊している。
広場は爆発しか見当たらない程の光景が広がっていて、凄まじい威力だ。
「だよねー。これで死んだら苦労しないもん」
そう茜が呟くと、爆発の中をマイクが突き抜けこちらに向かってくる。
どうやら両足からバーナーを吹き出し、空を飛んでいるらしい。
そして、そのまま窓からビルに突っ込んできた!
「おっと!」
茜が後方に跳ぶと、先程まで茜がいた床を突き抜けマイクが現れる。
「属性具現……《炎の檻(フレイム・ケージ)》!!」
すかさずマイクの周りの床から炎に包まれた冊を出現させ、あっという間にマイクを捕らえた。
「属性具現……《とっても大きな爆弾(ビッグ・ボム)》!!」
茜は屋上に超巨大な爆弾を置くと、すかさず翼を生やし空に逃げた!
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